【自由通信】国土交通省は28日、羽田発ロサンゼルス行きの全日本空輸106便(乗客乗員196人、ボーイング787-9型機)が飛行中に揺れ、客室乗務員1人が尾骨を骨折する重傷を負う航空事故があったと発表した。乱気流に巻き込まれた可能性があり、米国の国家運輸安全委員会が詳しい原因を調査している。
国交省によれば、事故は今月8日午前10時40分頃(日本時間)、ロサンゼルス北西約100キロ、高度4300メートルを飛行中に発生した。106便は当時、空港に向けて降下中で、客室乗務員は乗客のシートベルト着用を確認し、自席に着いた直後に機体が揺れたという。
106便はその15分後、無事に着陸した。機材には不具合や損傷は確認されなかった。その後、客室乗務員の負傷が重傷と判明し、28日に航空事故として認定された。