フジテレビ社長交代 港浩一氏と嘉納会長が辞任、新社長に『ちびまる子ちゃん』手掛けた清水賢治氏

フジテレビ社長交代 港浩一氏と嘉納会長が辞任、新社長に『ちびまる子ちゃん』手掛けた清水賢治氏

 元タレントの中居正広氏(52)を巡る女性トラブルに関連する一連の対応が批判され、フジテレビの経営の基盤が揺らぐ中、27日に港浩一社長と嘉納修治会長が辞任を発表しました。後任には、清水賢治専務が新社長に就任します。清水氏は、「Dr.スランプ アラレちゃん」「ドラゴンボール」「ちびまる子ちゃん」などの大ヒットアニメを手掛けた実績を持つアニメプロデューサーでもあります。

 この日、フジテレビの臨時取締役会が開かれ、経営陣の進退が議論されました。

 株式会社フジ・メディア・ホールディングスからの発表は以下の通りです。

 今回、フジテレビに関する一連の報道について、ステークホルダーの皆様にご迷惑・ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

 本日、当社において、嘉納修治代表取締役会長より代表取締役及び取締役を辞任する旨の申し出があり、港浩一取締役からも同様の申し出を受けました。同様に、フジテレビでも両氏から代表取締役及び取締役辞任の申し出があり、本日付で承認されました。その後、清水賢治専務取締役をフジテレビの新たな取締役に選任し、2025年1月28日付で代表取締役社長に就任することが決定しました。

 当社及びフジテレビは、1月23日に設置を決議した第三者委員会の調査に全面的に協力し、再発防止策の速やかな実施を目指します。公正で透明性のある経営を徹底し、信頼回復と企業価値向上に向けた取り組みを進めてまいります。この経営体制の異動は改革に向けた第一段階であり、今後もさらなる抜本的な経営改革を検討し、実行していく予定です。

辞任の理由

 嘉納修治代表取締役会長及び港浩一代表取締役社長は、一連の報道を受け、責任を明確にするため辞任するものです。退任後も第三者委員会の調査に協力し、信頼回復に向けて責務を全うすることを約束しています。新経営体制の下で、調査への協力及び改革を推進し、信頼回復と経営の抜本的見直しを実行していく方針です。

画像: スポニチ