フジテレビ問題で地方局にもCM差し替え拡大 対応が分かれるスポンサー企業

フジテレビ問題で地方局にもCM差し替え拡大 対応が分かれるスポンサー企業

 フジテレビのCM差し替え問題が、系列の地方局にも波及していることが24日に明らかになった。スポンサー各社は、フジテレビ制作の番組に対し全国一律でCMを差し替えるほか、地方局との個別契約のCMを停止する動きも広がっている。一方で「地方局に責任はない」(金融大手)との理由で継続する例もあり、対応は分かれている。

 フジテレビの問題を受け、ホンダやSUBARUなどは全国でACジャパンに差し替えた。系列の準キー局である関西テレビの大多亮社長は22日の会見で、スポンサー30社超からCM差し替えや提供表記の取り下げ要請があったと述べた。

 東北や北関東でスーパーを展開するヨークベニマル(福島県郡山市)は、仙台放送、さくらんぼテレビ、福島テレビへのCMを見合わせた。また、資源開発大手INPEXはフジテレビに加え、新潟県のNST新潟総合テレビのCMも差し替えた。

 一方で、地方局制作番組のCMを継続する動きも見られる。

画像: 福島民友新聞社