台湾南部で21日未明、マグニチュード6.4の地震が発生し、消防の発表によると、これまでに27人がけがをしたと報告されています。現地ではその後も余震が続いており、消防が引き続き注意を呼びかけています。
台湾の中央気象署によれば、日本時間の21日午前1時17分ごろ、嘉義県付近を震源とする地震が発生し、震源の深さは約9.7キロと推定されています。
この地震では、嘉義県で震度6弱、台南と高雄で震度5弱の揺れを観測し、台北でも震度2を記録するなど、台湾全土で揺れが確認されました。
台湾のテレビ局TVBSは、地震の影響で建物の損壊や室内の物が散乱している様子を伝えています。
消防によると、台南では建物が倒壊し、11人が現場から救助されたとのことです。また、台南や高雄、雲林県で27人がけがをし、病院で治療を受けています。
その後も台南で震度4の地震が観測されるなど余震が続いており、消防が引き続き注意を呼びかけています。