トランプ次期米大統領の20日の就任式には、テスラの最高経営責任者(CEO)でトランプ氏の側近とされるイーロン・マスク氏、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏、そしてメタのマーク・ザッカーバーグCEOら、少なくとも3名の大手テック企業トップが出席する見込みだ。事情に詳しい関係者2名がCNNに明らかにした。
これらの人物は、トランプ次期政権の閣僚候補や他の要人に近い位置に座るとみられる。
マスク氏はここ数か月、トランプ氏と特に親しい関係を築いており、ベゾス氏やザッカーバーグ氏も次期政権との関係改善に努めているという。
ベゾス氏とザッカーバーグ氏は、大統領選後にトランプ氏の私邸「マール・ア・ラーゴ」を訪問し、その後も連絡を取り合ってきた。ザッカーバーグ氏は、就任式基金に100万ドル(約1億5000万円)の献金を約束した最初のCEOの1人であり、メタはザッカーバーグ氏が新政権とのテクノロジー政策協議に積極的に関わる意向を示している。一方、アマゾンも就任式に100万ドルの献金を行う意向を示した。
トランプ氏とマスク氏、ベゾス氏は先日、マール・ア・ラーゴで会食を行った。関係者によると、夕食会は「友好的な」雰囲気で、トランプ氏がその場でベゾス氏を就任式に招待したという。
メタはこの件についてコメントを控え、テスラとアマゾンもCNNからの問い合わせに応じていない。