イオン、156億円の赤字に転落 店舗閉鎖の損失響く【2024年3~11月期決算】

イオン、156億円の赤字に転落 店舗閉鎖の損失響く【2024年3~11月期決算】

 イオンが10日に発表した2024年3~11月期の連結決算は、純損益が156億円の赤字(前年同期は183億円の黒字)に転落した。前年の特別利益の反動に加え、店舗閉鎖による損失が拡大したためだ。ただ、年末年始の商戦などで巻き返しを期待し、通期予想(460億円の黒字)は据え置いた。

 営業収益は前年同期比6.3%増の7兆4705億円と、過去最高を更新。一方で、営業利益は17.7%減の1175億円に落ち込んだ。プライベートブランド商品の販売は好調だったものの、人件費が427億円増加し、利益を圧迫した。