「ブルーシートに積もる雪」石川・能登町の被災地で今季最大の積雪 閉まらない窓から外気流入、室温4.8度で厳冬を耐える生活

「ブルーシートに積もる雪」石川・能登町の被災地で今季最大の積雪 閉まらない窓から外気流入、室温4.8度で厳冬を耐える生活

 週末にかけての雪が心配です。

 石川・能登町から、広瀬修一キャスターが中継でお伝えします。

 10日午後4時36分現在、雪が降り始めたところで、積雪も確認されています。

 撮影許可をいただいた地震被害を受けた方のお宅の向かいを見ると、補修されないままブルーシートが屋根にかけられ、その上に雪が積もっています。

 こちらのお宅では、屋根全体にブルーシートがかけられています。

 ゆがんだ天井の隙間からシートが見える状態で、2024年以降雨漏りが続き、畳が敷かれていた場所は使えなくなりました。

 1人暮らしのこちらの住人は、寒さと闘いながら生活を送っています。

 暖房はありますが、2024年に壊れたままで修理されていません。

 屋根の補修は秋に予定されていましたが、豪雨や人手不足の影響で手が付けられず、冬を迎えてしまいました。

 建物はゆがんだままで、窓枠も歪み、隙間風が入り続ける状態です。

 室温は4.8度と非常に低く、この厳しい環境で冬を乗り切ろうとされている能登の方々が、今も多くいらっしゃいます。