岩屋毅外相は7日、来日中のブリンケン米国務長官と東京都内のホテルで約1時間半会談した。バイデン大統領が日本製鉄によるUSスチール買収計画の中止を指示した件について、岩屋氏は「極めて遺憾」との意向を示し、日本企業の対米投資に関する懸念解消に向けた適切な対応を求めた。
バイデン氏が「安全保障上の懸念」を理由に計画中止を命じたことを受け、日本側では反発や困惑が広がっている。石破茂首相は6日の記者会見で、米政府に説明を求める意向を表明していた。
両外相は、日米間の経済連携の強化が不可欠であるとの認識でも一致した。