NTTドコモは2日、同社が提供するスマートフォン向け決済サービス「d払い」や検索サイト「goo」をはじめとした複数のサービスが、一時的に利用できなくなるシステム障害が発生したことを発表した。この障害の原因は、外部からサーバーに対して大量のデータを送りつける「DDoS(ディードス)」と呼ばれるサイバー攻撃であることが明らかになっている。
障害は、2日の早朝5時半ごろに発生。この影響で、ドコモが提供するインターネット接続サービス「OCN」のトップページへのアクセスが困難になる事態が発生した。また、同社の動画配信サービス「lemino(レミノ)」にも利用障害が及び、一部の利用者がサービスを正常に利用できない状況が続いた。
この障害に対し、NTTドコモは復旧作業を急ぎ、午後4時過ぎにはすべてのサービスが正常に稼働する状態に戻ったとしている。同社は、今回のようなDDoS攻撃を防ぐためのセキュリティ対策を一層強化し、利用者が安心してサービスを利用できる環境を整えることを改めて表明した。