歌手GACKT(51)が、1日に放送されたテレビ朝日系特番「芸能人格付けチェック!2025お正月スペシャル」に出演し、今年も見事な成績を収めた。GACKTは今回も個人で全問正解を達成し、個人連勝記録を「81」に伸ばした。この番組は正月の恒例特番で、料理、酒、音楽、芸術など、さまざまなジャンルで一流と一般的なものを見極める力を競う人気企画。出演者は正解を重ねるごとに「一流芸能人」としてのステータスが上がり、不正解が続くと「二流芸能人」や「三流芸能人」に格下げされ、最終的には「映す価値なし」とされて画面から消えるというルールがある。例年、番組の司会は「ダウンタウン」の浜田雅功が務めている。
今回の放送では、「ワイン」「弦楽八重奏」「ミシュランシェフ」「生け花」「能」「すき焼き」という6つのテーマで出題が行われた。GACKTはDAIGOと「ゴールデンボンバー」の鬼龍院翔とともに「チームGACKT」として参加したが、その中でもGACKTの圧倒的な感覚が際立っていた。
最初の挑戦は「ワイン」。100万円の超高級ワインと5000円のスペイン産赤ワインを飲み比べ、どちらが高級品かを当てるというもの。ワインに絶対の自信を持つGACKTは、「香りの強さが決め手」と解説し、さらに品種がピノ・ノワールであることを即座に見抜いた。そして「100万円のワインなら、ラ・ターシュやエシュゾー、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズだろう」と具体的な銘柄まで推測。実際に出されたワインが「シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ」であったため、見事に正解を果たした。
その後もGACKTは超高額楽器を使った「弦楽八重奏」や、ミシュラン一つ星シェフが作った餃子を正確に見分け、次々と正解を重ねた。しかし4問目の「生け花」では、GACKTも一瞬、迷いを見せた。華道家・假屋崎省吾氏が制作した生け花と、老舗和菓子店が作った菓子細工のどちらが本物の生け花かを当てる問題である。GACKTはサングラスを外して真剣に見比べながら、「假屋崎さんの作品には大胆さと繊細さが共存している」と感覚を頼りに回答。最終的にこれも正解し、番組を大いに沸かせた。
最後の挑戦「すき焼き」では、GACKT自身は問題なく正解しましたが、チームメイトのDAIGOと鬼龍院翔がそろってカンガルー肉を選択するという大失態を犯した。この結果、チーム全体は「映す価値なし」に格下げされることに。GACKTは「バカ舌か!?」と怒りをあらわにする一幕もあった。
GACKTは2009年にこの番組に初出演して以来、驚異的な感覚を発揮し続けている。昨年の放送では、DAIGOのミスによりチーム全体が「映す価値なし」に格下げされたものの、GACKT自身はすべての問題で正解を達成。特に25年間米を食べていないにもかかわらず、ミシュランシェフが作った海鮮チャーハンをたった2粒で見分けるという離れ業を見せた。