米誌「アトランティック」は、トランプ政権の高官が誤って記者を含むグループチャットで、イエメンでの軍事作戦に関する機密情報をやり取りしていたと報じた。この事態に対し、米国の元国家安全保障当局者からはショックと恐怖の声が上がっている。
報道によると、やり取りは民間の暗号化チャットアプリ「シグナル」を通じて行われた。トランプ政権は、これらのメッセージが本物である可能性を認めたものの、政権高官が政府の許可された機密システムではなく、民間アプリを使用して国防情報を協議していた理由については説明を避けた。
アトランティック誌によれば、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)は今月、紅海の海上輸送の脅威となっているイエメンの反政府組織フーシへの攻撃について協議するため、バンス副大統領、ヘグセス国防長官、ルビオ国務長官を含む米政権高官とのグループチャットを開設した。しかし、ウォルツ氏は誤って同誌のゴールドバーグ編集長をグループに追加してしまったとされる。
出典: CNN