1日午後、石川県輪島市にある能登空港の駐車場で、20歳の男子大学生が銃刀法違反の疑いで警察に現行犯逮捕された。大学生は兵庫県西宮市に住んでおり、正当な理由がないにもかかわらず、刃体の長さ約10センチの果物ナイフを所持していたとされている。
当時、能登空港近くでは、石破総理や岸田前総理をはじめとする約450人が出席する、能登半島地震と奥能登豪雨の犠牲者を追悼する式典が開催される予定があった。警察官が式典の安全を確保するため警戒を強めていた中、駐車場で不審な行動をしていた大学生に職務質問を行った。その際、大学生が持っていた手提げかばんの中から果物ナイフが発見され、逮捕に至った。
さらに、逮捕後に大学生が携帯していた別のリュックサックを調べたところ、カッターナイフなど複数の刃物が見つかった。これにより、警察は大学生が単独で行動していたとみて、動機や目的を詳しく調べている。
大学生は取り調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めていますが、現時点で大学生が果たして式典に関連した何らかの意図を持っていたのか、それとも他の目的があったのかは不明だ。