午後3時時点のドル/円相場は、前週末のニューヨーク市場終盤と比べてドル安・円高の流れが続き、147円半ばで推移している。ドルの下落スピードはやや落ち着きを見せているものの、関税の影響による米経済の減速懸念が依然として重しとなっている。
朝方の相場は147円半ばを中心に動いていたが、米国の金利低下と国内金利の上昇を受け、一時147.10円まで下落。その後、安値圏での買い戻しが活発化し、正午にかけて147円後半へとじり高となった。しかし、その後は売り買いが交錯し、方向感の定まらない展開となった。
市場では、利益確定の売りが入りつつも、緩やかなドル安基調が続いているとの見方が強い。特に、米国の経済指標が軟調に推移していることや、トランプ前大統領の発言が市場の不安を誘い、リスク回避の動きが広がったことで「ドル離れ」が進んでいるとの声も聞かれた。
出典: ロイター