【自由通信】7日の東京外国為替市場では、日本銀行の利上げ継続観測を背景に長期金利が上昇し、円を買う動きが強まりました。その結果、円相場は値上がりし、午後5時時点で1ドル=147円67~68銭と前日比69銭の円高・ドル安となりました。対ユーロでも円は強含み、1ユーロ=159円92~96銭と28銭の円高・ユーロ安となりました。ユーロとドルの相場は、1ユーロ=1.0829~31ドルで推移しました。
市場関係者によると、労働組合の賃上げ要求が平均6%を超え、約32年ぶりの高水準となったことで、日銀の追加利上げ観測が強まっているとのことです。また、市場の注目は、日本時間の今夜に発表されるアメリカの雇用統計に集まっており、その結果次第で今後の為替相場に影響が及ぶ可能性があります。