【自由通信】スターバックスコーヒージャパンは、現CEOの水口貴文氏の後任として、4月1日付で森井久恵氏が新たなCEOに就任すると発表した。CEO交代は約9年ぶりであり、日本人女性がこのポジションに就くのは初めてとなる。
森井氏はNTT東日本などでのキャリアを経て、2018年にスターバックスコーヒージャパンに入社。これまでマーケティングやデジタル戦略の統括を担当し、ブランドの成長に貢献してきた。今後は、全国約2000店舗を展開する企業の舵取りを担い、来年迎える創業30周年という節目の年に向けて、新たな戦略を打ち出すことが期待されている。
一方、退任する水口氏は、今後アドバイザーとして経営をサポートする予定。森井氏の就任について、「時代の変化を肌で感じながら、新たなリーダーシップを発揮できる人物」とコメントしている。
なお、スターバックスは国内でマクドナルドに次ぐ店舗数を誇るが、先月15日から全国の約3割の店舗で価格改定を実施。物価高が続く中、拡大する店舗網において、売上や顧客数を安定的に維持できるかが注目される。
画像: 47NEWS