【自由通信】先月27日に中国軍が公開した軍事演習の映像には、艦船に搭載された大砲から火と煙が噴き出し、実弾が発射される様子が映し出されていました。映像の撮影日時や場所は公表されていませんが、ロイター通信の報道によると、中国軍は今月21日と22日にオーストラリアとニュージーランドの間に位置するタスマン海で実弾演習を行っていたとされています。
この演習の影響で、空域を飛行していた少なくとも49便の航空機が針路変更を余儀なくされました。オーストラリアとニュージーランドの当局は、中国側から事前の十分な通告がなかったとして懸念を表明し、地域の緊張が一層高まっています。