三菱UFJ信託銀行は、2026年4月に入行する大学新卒行員の初任給を大幅に引き上げる方針を発表した。従来より4万5000円増額し、月額30万円とすることで、引き上げ率は18%に達する。なお、初任給の改定は2024年4月以来2年ぶりとなる。
また、転居を伴わないコースの初任給についても、3万5000円(14%)増の28万5000円へと引き上げる。この改定により、同社の初任給は大手信託銀行の中で最高水準となる。
同様の動きは他の大手金融機関にも広がっており、三井住友銀行も2026年4月から大卒初任給を30万円に引き上げると発表している。さらに、大学院修士課程修了者の初任給についても、三菱UFJ信託銀行は3万〜4万円増額し、31万5000円〜33万円に設定する予定だ。
現在、大手企業では初任給を30万円台に引き上げる動きが相次いでおり、企業側は採用市場での競争力強化を図っている。
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