資さんうどん東京1号店が2月24日開業 全国展開の第一歩

資さんうどん東京1号店が2月24日開業 全国展開の第一歩

 すかいらーくホールディングス傘下のうどんチェーン「資さんうどん」は、2月24日に東京初となる両国店(東京・墨田)をオープンするのに先立ち、21日に内覧会を開催した。昨年末に千葉県八千代市に開業した関東1号店は1日200万円を超える売上を記録するなど好調で、今回の都内進出をきっかけに知名度を上げ、全国展開を目指す。両国店はJR両国駅から徒歩約11分で、24時間営業、105席を備えている。

 両国店のメニューは、北九州発祥の店舗とほぼ同じで、人気の「肉ごぼ天うどん」(790円)や「かしわごぼ天うどん」(750円)など100種類以上を提供する。価格は500〜1000円が中心で、客単価は800〜900円を見込む。これまで駐車場付きの郊外型店舗が主流だったが、両国店は駐車場がない立地のため、崎田晴義会長は「徒歩のお客さんが多い分、『ちょい飲み』などアルコール販売にも力を入れたい」と話す。また、「駐車場なしでどこまで売上を伸ばせるかの試金石となり、成功すれば都市部への出店を拡大できる」と意気込みを語った。

 八千代店は1日2000人以上が訪れ、日商200万円以上と好成績を上げている。すかいらーくHDは2025年12月期に資さんうどんで21店舗の新規出店を計画し、基盤強化の年に位置付けている。さらに、動画マニュアルや供給網を整え、2026年12月期からは出店ペースを年40〜50店舗に加速させ、3〜5年で200店舗以上を目指す。両国店の挑戦が成功すれば、都市部展開の大きな足掛かりとなるだろう。

Image: 資さんうどん