【豪・タスマニア】157頭のクジラが座礁、90頭が生存確認

【豪・タスマニア】157頭のクジラが座礁、90頭が生存確認

 オーストラリア・タスマニア州で、157頭のクジラが海岸に打ち上げられた。地元当局が明らかにした。同州の海洋保護プログラムによると、18日、島の西側にあるアーサーリバー市の近くでクジラが座礁しているのが確認された。初期の調査では、少なくとも90頭が生存しているという。 

 当局は状況を把握し、適切な対応を検討中だと述べた。 

 同州の天然資源環境省によれば、座礁したのはオキゴンドウとみられる。 

 海洋保護プログラムは、公園野生生物局と連携して対応を進めており、一般の人々にはクジラに近づかないよう注意を呼び掛けた。 

 同プログラムは、人里離れた場所での座礁は対応が難しいとし、必要があればさまざまな方法で支援を求めると説明した。 

 専門家によると、座礁したクジラの生存率は低く、陸上では体調が悪化し始めるまで約6時間しか生きられないという。

Source: CNN