2月17日(日本時間)、X上に「DOGE NASA」(@DOGE_NASA)というアカウントが登場した。米国政府関連アカウントに付与される灰色のバッジが確認され、現時点での投稿は1件のみ。「DOGEは一般市民の協力を求めています! NASA(米航空宇宙局)内での不正行為や横領、無駄遣いを発見した場合は、このアカウントへDMで情報提供してください」と呼びかけている。
NASAをめぐっては、14日ごろに数百人の職員が希望退職制度を利用したと日本経済新聞が報道した。この動きは、米実業家イーロン・マスク氏がトップを務める「政府効率化省」(DOGE)による施策の一環で、トランプ政権下の政府職員削減策に基づくものだとされる。今回の「DOGE NASA」アカウント開設も、その取り組みの一部とみられる。
こうした動きに対し、X上では「宇宙開発が停滞するのでは」「NASAが機能不全に陥るのでは」などと懸念する声が相次いでいる。一方で、マスク氏による利益相反を疑問視する声も上がっている。
さらに、「NASA職員」と名乗るアカウントからの投稿も確認された。そのアカウントは日本語で、「私はNASAで働いています。イーロンは今週の火曜日に、勤続1~2年未満のNASA職員を解雇する予定です。これは非常に違法であり、人々は憤慨しています」と発信している。
image: Government Technology