首都ニューデリーで15人死亡 宗教行事「クンブ・メーラー」への乗客殺到が原因

首都ニューデリーで15人死亡 宗教行事「クンブ・メーラー」への乗客殺到が原因

 【自由通信】ニューデリーの鉄道駅で15日、ヒンドゥー教の祭典「クンブ・メーラー」に向かう乗客が列車に殺到し、現地メディアによると少なくとも15人が死亡した。

 クンブ・メーラーはインド北部のプラヤーグラージ(旧アラハバード)で行われる世界最大級の宗教イベント。ニューデリーの警察幹部がANI通信に語ったところによると、当日夜に2本の列車が遅れたことで乗客が押し寄せ、現場は10~15分間、制御不能になった。

 報道では、死者の中に女性10人と子ども3人も含まれている。

 モディ首相は16日、X(旧ツイッター)で遺族に弔意を示し、負傷者の早期回復を祈った。

 バイシュナブ鉄道相もX上で「深い悲しみ」を表明し、全力で被害者支援にあたっていると述べた。同相によると、駅からの避難に4本の列車が使用され、警察が出動して混乱は収まった。

 クンブ・メーラーは6週間以上にわたり開催され、プラヤーグラージの川岸には4億人の人出が予想される。先月末には川岸での雑踏事故で数十人が死亡した。

Image: 産経新聞