米実業家イーロン・マスク氏は13日、自身が率いる新興企業xAIの最新対話型AI「Grok（グロック）3」について、開発の最終段階にあり、1～2週間以内にリリース予定であると明らかにした。
ドバイで開催中の世界政府サミット（WGS）にオンライン参加し、「Grok3は非常に強力な推論能力を持つ。これまでのテストでは、過去のどの製品よりも優れた性能を示しており、これは良い兆候だ」と述べた。
また、米オープンAIの成功について、営利と非営利の両側面を持っていた点が重要だったと指摘し、「同社は非営利の部分を完全に排除しようとしている。それは行き過ぎだと思う」と語った。
さらに、マスク氏が率いる米政府効率化省（DOGE）について、「米経済は4～5％成長し、政府支出をGDPの3～4％、1兆ドル以上削減できる可能性がある」との見解を示した。
「その結果、2025～26年はインフレが起こらない。これは非常に注目すべき点だ」と述べた。国際問題については「各国の方針に委ねるべきだ」とし、米国はこれまで「強引」だったため、「自国の課題に集中すべきだ」との考えを示した。
