10日の東京外国為替市場では、トランプ大統領がアメリカへの鉄鋼やアルミニウムの輸入に追加関税を課す方針を示した影響で、インフレ加速と金利の高止まりへの懸念から、円売りドル買いの動きが活発化し、円相場は下落しました。
午後5時時点の円相場は先週末と比べて34銭安の1ドル=152円17銭から18銭となりました。
一方、ユーロに対しては、先週末比で79銭高の1ユーロ=156円94銭から98銭となりました。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0313から14ドルでした。
市場関係者は「先週末までは日銀の早期利上げ観測から円高が進んだが、今日は状況が一転し円安となった。今後もトランプ政権の関税方針に市場が敏感に反応する可能性が高い」と話していました。
image: 日本経済新聞