DeepSeek使用制限拡大、各国で禁止措置 中国政府が異例の声明『データプライバシーを重視』と強調

DeepSeek使用制限拡大、各国で禁止措置 中国政府が異例の声明『データプライバシーを重視』と強調

 【自由通信】中国の人工知能(AI)モデルDeepSeek(ディープシーク)の使用を、複数の国の政府機関が禁止する中、中国外交部が異例のコメントを発表した。

 政府機関が使用すると、その国の重要な情報が中国側に流出する可能性があると懸念されている。しかし中国側は「国家安全保障の名の下で経済や貿易の問題を政治化することに反対する。中国政府はデータのプライバシーと安全性を非常に重視しており、法律に基づいて厳格に保護している。違法な手段で個人や企業からデータを収集したことも、今後も要求することはない」と述べた。

 現在、日本のほか韓国、アメリカ、オーストラリア、台湾などで、政府が所有する機器でのディープシーク使用が禁止され、イタリアではアプリストアから完全に削除されている。

source: ITmedia