【自由通信】坂東市の空き地におよそ300トンの産業廃棄物を不法投棄したとして、警察は暴力団幹部ら3人を逮捕しました。
逮捕されたのは、住吉会系暴力団幹部で千葉県野田市在住、自称解体業の平岡信幸容疑者(63)、境町陽光台在住の解体工、内田富夫容疑者(71)、境町在住の無職、岩田昌幸容疑者(61)です。
警察によると、3人は坂東市冨田の空き地に県の許可を得ず、住宅解体工事で出たコンクリート片や木くず、廃プラスチックなど約296トンを埋め立てた産業廃棄物処理法違反の疑いが持たれています。
警察は捜査への支障を理由に、3人の認否を明らかにしていません。県によると、これらの廃棄物は7年前から捨てられ始め、5年前には県が全廃棄物の撤去を命じましたが対応はなく、廃棄物を土や砕石で隠すような状態が続いていました。
警察は、処理費用を節約する目的で不法投棄を行ったとみて、詳しい経緯を調べています。