フィリピン空軍の報道官は4日、フィリピンと米国の空軍が南シナ海上空で合同パトロール演習を実施したと発表した。
フィリピン空軍のマリア・コンスエロ・カスティーリョ報道官によると、演習は1日間行われ、フィリピンのFA-50戦闘機2機と米国のB1-B爆撃機2機が参加。フィリピンと中国が領有権を争う南シナ海のスカボロー礁上空も飛行したという。
報道官は「これは特定の問題とは関係なく、通常の訓練の一環だ」とメディアブリーフィングで説明した。
南シナ海をめぐる中国との緊張が高まる中、フィリピンと米国は安全保障上の連携を強化している。
また、フィリピン海軍はブリーフィングで、同国の領海内にいる中国海軍の艦船3隻を「注意深く監視している」とした。