JR東日本、山形新幹線・秋田新幹線でATS-P設定ミス発覚—カーブ158か所、10年以上見落とし

JR東日本、山形新幹線・秋田新幹線でATS-P設定ミス発覚—カーブ158か所、10年以上見落とし

 JR東日本は27日、奥羽線と田沢湖線の計31編成で、速度が一定以上になると自動でブレーキが作動する「自動列車停止装置」(ATS-P)の設定ミスがあったと発表した。ミスは10年以上にわたり気付かれなかったという。

 JR東によると、2009~10年に両線のATS-Pを改修した際、速度の設定を誤った。山形新幹線(福島―新庄間)と秋田新幹線(盛岡―秋田間)の計158か所のカーブで、本来より5~15キロ高く設定されていた。これまで脱線などの事故は発生していないという。

 今月20日に設定ミスが判明。同社の担当者は「速やかに改修し、再発防止に努めていく」と話している。

画像: 毎日新聞