【自由通信】1月22日、福島県郡山市で受験生の女性が飲酒運転の車にはねられ、死亡した事故で、逮捕された男が事故直前に少なくとも3か所の信号を無視していたことが新たに判明しました。酒気帯び運転と過失運転致死の疑いで送検された郡山市の会社員・池田怜平容疑者(34)は、22日、JR郡山駅前で横断歩道を渡っていた大阪府の予備校生・横見咲空(さら)さんをはね、死亡させた疑いが持たれています。
捜査関係者によると、事故現場でも信号を無視して進入し、横見さんをはねたとみられています。池田容疑者は「急いでいたため信号を無視した」と供述しているということです。
警察は危険運転致死の疑いも視野に捜査しています。
事故から1週間 現場検証続く
警察は29日午後1時から1時間程度、現場付近を通行止めにして、池田容疑者が乗った車の速度などを調べるための計測を行いました。
事故から1週間が経過し、現場では亡くなった受験生の女性を悼む献花が増え続けています。
郡山市民「(現場は)通勤でよく通ります。飲酒運転がこれほど判断力を鈍らせると、皆に知ってほしい」
29日の捜査で池田容疑者が事故当時どれほどの速度で運転していたかが判明する見込みです。
画像: TBS